作家澤田ふじ子に、土御門家陰陽事件簿シリーズというのがあります。
これは、江戸時代幕府より全国の陰陽師の統括をたばねた土御門家の一二の譜代の触頭の当主、笠松平九郎を主人公とした物語です。
この時代の陰陽師とは、人相観、易、手相見などをさし、町でみるには、土御門家からの許可状が必要でした。
江戸幕府は、その巧妙な間接統治でいろんな層を支配していましたが、
土御門家をもって占者、陰陽師、民間宗教者たちを支配しようとしたのです。
そして町の陰陽師たちの上には、12の譜代の触頭、その上に家老にあたる家司を通じて民間からの情報を集め治安維持、刑事政策に役だてていました。
この本のあとがきに、「江戸の町には約千人の人相見・手相見が在住し
それは一つの長屋に一人ぐらいに相当し
かれらが庶民の人生相談に乗り
犯罪を未然に防ぐ役割をになっていた」とあります。
実は奉行所というのは案外少ない役人で構成されています。
「このすくない役人で治安維持にあたり
犯罪の発生率が驚くほど低くかったことの要因の一つとして
陰陽師の存在がある」という観点からこの本は書かれているのです。
今心の病といわれる人々が増大しており、政府も自殺防止のプロジェクトを立ち上げました。そして高名な精神医学者、心の専門家臨床心理士などが取り組んでいるがなかなか改善しません。
これらの専門家は、西洋医学、臨床心理学といった西洋文化に基いたものですが、それだけでは限界があるのではないでしょうか?
日本では江戸時代の鎖国の反動で、明治以来、西洋文化への積極的な取り入れられると共に東洋医学、運命学のような東洋文化は捨てられました。
西洋文化では人間は自然を克服しようとしてさまざまな高度な理論、スキルを生みだしてきました。
しかしそれらは、私たちを癒し、幸せをもたらしてくれたのでしょうか?
リーマンショックで世界は100年に一度といわれる大不況に襲われています。このリーマンショックをもたらしたのも高等数学による最新のデリバテイブ理論でした。
西洋文化のほころびは見えています。
このサイトでは、占いに関する様々な情報とともに、もう一度東洋文化(人間と自然の共生をはかる)を紹介していきたいと思っています。